ネイチャー・フォト Nature Photo 002



キュウリウオ科 アユ Plecoglossus altivelis altivels
nikon D80 60mm iso400 f16 1/200

2009年はこのアユ達の産卵で幕を閉じた。一応は南国の島である屋久島も12月にもなると冷え込みは厳しくダイバーの姿はいよいよ少なく、観光客自体を見かけることが減ってくる。そんな時期に県道脇の小さい川でアユが一世一代の産卵を行っていることを知る人は少ない。
水温は10~15℃と冷たく、また海と違ってコロコロと変動を繰り返す。身体を横たえると川の流れは見た目以上に激しく撮影は困難。しかし目の前で繰り広げられるアユ達の産卵の力強さを見せ付けられるとこちらも自然と気合が入るから不思議なものだ。
川床で苔ように石に張り付き、川の歌を聴きながら目の前で繰り広げられるアユの産卵。それを無心で見ていると心が洗われるような清々しさが訪れる。この営みが絶えることがないことを祈りたい。